野菜に対するスクミリンゴガイの選好性と摂餌行動
- レコードナンバー
- 632175
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00014890
- NACSIS書誌ID
- AN00189888
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 福島 裕助 ; 中村 晋一郎 ; 藤吉 臨
- 誌名
- 日本作物學會紀事
- 別誌名
- Proceedings of the Crop Science Society of Japan ; Japanese journal of crop science ; 日本作物学会紀事
- 発行元
- 日本作物學會
- 巻号ページ
- 70巻・3号,p.432-436(2001-09)
- ISSN
- 00111848
- 全文表示
- PDF(572KB)
- DOI
- https://doi.org/10.1626/jcs.70.432
- 抄録
- スクミリンゴガイ生息田への野菜投入によるイネ苗の被害回避の可能性を探ることを目的として、水槽内で野菜に対するスクミリンゴガイの選好性と摂餌行動を明らかにした。水槽内で、イネ苗と数種の野菜を同時に与えると、イネ苗よりもメロン、スイカ、レタス、ナスおよびトマトに対する貝の付着頭数または被摂食量が多かった。また、付着頭数と野菜の被摂食量との間には正の相関関係が認められた。このことから、スクミリンゴガイは、これらの野菜に対する選好性が高いと判断された。選好性の高かったメロンとナス、選好性の低かったイネ苗とタマネギを同時に与えて、スクミリンゴガイの摂餌行動を観察すると、本貝は6時間以内に選好性の高い食餌を認識した。また、選好性の低い食餌に一次付着した貝は、その後、選好性の高い食餌へ移動した。さらに、選好性の高かったメロンやナスへの付着時間はイネ苗よりも明らかに長かった。これらの結果から水田へ選好性の高いメロン、スイカ、レタスやナスを投入することによって、スクミリンゴガイによるイネの被害を回避できる可能性のあることが示唆された。
- 引用文献数
- 10
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib