放牧と禁牧条件下におけるネザサ(Pleioblastus chino var.viridis)の物質生産

レコードナンバー
632183
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00014871
NACSIS書誌ID
AN00194108
本文言語
ja
著者名
大久保 忠旦 ; 渡辺 也恭 ; 板野 志郎
誌名
日本草地学会誌
別誌名
Journal of Japanese Society of Grassland Science ; Journal of Japanese Society of Grassland Sciences ; Glassland science ; Japanese journal of grassland science ; 日本草地学会誌
発行元
日本草地学会
巻号ページ
47巻・3号,p.262-268(2001-08)
ISSN
04475933
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PDF(741KB)
抄録
放牧条件下でのネザサの優占度維持機構の解明を目的として、ネザサ群落に放牧区と禁牧区を設置し、両区でのネザサの器官別構成割合および年間純生産量について調査を行った。放牧期間中における放牧区の葉の生長量と被食量は、葉の現存量と葉部生長速度との関係式を用いて推定された。放牧区のネザサの各器官の構成割合は、禁牧区と比較して地下茎部で高く、地上茎部で低かった。一方、葉部の構成割合は、放牧期間中両区でほとんど変わらなかった。ネザサの年間純生産量は放牧区と禁牧区でそれぞれ670gDM/m2および647gDM/m2と推定された。放牧条件下での地下茎部の構成割合の増加は、家畜による被食後の葉部の再生に対して、芽と貯蔵物質の確保という2つの面で有利と推察される。地上茎部の構成割合の減少を伴う地下茎部の構成割合の増加によって、放牧期間中、活発な葉生産が可能となり純生産量が増加したと考えられる。また、この高い純生産量の維持により、ネザサの優占度維持が放牧条件下で長年に亘って可能になったと判断される。
引用文献数
14
登録日
2011年12月19日
収録データベース
JASI ; AGROLib