土壌中におけるマンガンの酸化還元機能と動態

レコードナンバー
640815
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20024563
NACSIS書誌ID
AN10037751
本文言語
ja
著者名
牧野 知之
誌名
農業環境技術研究所報告
別誌名
農環研報 ; Bull. Natl. Inst. Agro-Environ. Sci ; Bulletin of the National Institute of Agro-Environmental Sciences ; Bulletin of the National Institute for Agro-Environmental Sciences ; Bulletin of National Institute for Agro-Environmental Sciences
発行元
農業環境技術研究所
巻号ページ
20号,p.107-161(2001-08)
ISSN
09119450
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抄録
土壌中のマンガン酸化物の重金属・有機物に対する酸化作用を解明するため,マンガン酸化物に起因する土壌酸化能の評価手法(クロムの酸化反応を利用)を検討した。次に本法を各種土壌に適用し,(1)黒ボク土の土壌酸化能は特異的に低く,(2)黒ボク土では酸化反応よりも吸着反応が優勢となること,(3)その他の土壌では本法により土壌マンガン酸化物の酸化反応を評価可能であること,(4)乾燥によって土壌酸化能が低下すること,を明らかにした。また,土壌乾燥にともなうマンガンの動態を解析し,(1)風乾および殺菌処理による水溶態,交換態,酸可溶態のマンガン・コバルトが増加すること,(2)圃場での土壌乾燥により交換態のマンガン・コバルトが増加すること,(3)これらの現象は,微生物遺体由来の糖によるマンガン酸化物の溶解反応に起因すること,を明らかにした。このことが,これまで不明であった,土壌乾燥にともなう作物のマンガン過剰症の土壌要因であると推察した。
引用文献数
126
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib