ニホンナシに対するギ酸カルシウムの摘花作用

レコードナンバー
641355
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00015006
NACSIS書誌ID
AN00025257
本文言語
ja
著者名
平塚 伸 ; 渡辺 学 ; 河合 義隆 ; 前島 勤 ; 川村 啓太郎 ; 加藤 尉行
誌名
園藝學會雜誌
別誌名
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science ; 園芸学会雑誌
発行元
園藝學會
巻号ページ
71巻・1号,p.62-67(2002-01)
ISSN
00137626
全文表示
PDF(640KB)
抄録
ギ酸カルシウムによるニホンナシの摘花効果と、その機構について検討した。1%のギ酸カルシウム溶液を受精前の雌ずいに散布すると、柱頭への花粉の付着と花柱内の花粉管伸長が明確に抑制され、30~40%の果実が落果した。一方、同濃度の酢酸カルシウムや乳酸カルシウム溶液による摘花効果は認められなかった。有機酸カルシウムが花粉発芽に及ぼす影響をin vitroで比較すると、ギ酸カルシウムは他の塩より明らかに強い抑制力を示した。有機酸について同様に調査した結果、ギ酸の発芽抑制作用は際立っていた。以上の結果より、ギ酸カルシウムによるニホンナシの摘花機構は、ギ酸による受精阻害と考えられた。摘花されなかった果実の生長や成熟期の果汁糖度は、対照区と殆ど差が認められなかった。このように、ギ酸カルシウムはニホンナシの摘花剤として利用できる可能性が示された。
引用文献数
10
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI