ホルスタイン種乳用牛における体細胞クローン牛の双子生産

レコードナンバー
651829
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20011496
NACSIS書誌ID
AA11643733
本文言語
ja
著者名
笠井 裕明 ; 福見 善之 ; 後藤 充宏
誌名
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所研究報告 = Bulletin of Tokushima Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Technology Center Livestock Research Institute
別誌名
畜産研究所研究報告 ; 徳島畜研報 ; Bull. Tokushima. Pref. Lives. Res. Ins. ; 徳島県畜産研究所研究報告
発行元
徳島県立農林水産総合技術センター畜産研究所
巻号ページ
1号,p.6-11(2001-12)
ISSN
1347099X
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抄録
継代培養した卵丘細胞をドナー細胞に用いて核移植を行い、クローン産子の双子生産を行った。経膣採卵装置を用いて生体内から吸引採取した卵丘細胞-卵子複合体4個を10%FCS添加DMEM培地で2週間培養し増殖した卵丘細胞を8代継代培養後ドナー細胞とした。核移植には、この細胞を凍結融解後2日間培養したあとに血清飢餓処理して用いた。レシビエント卵子には食肉センター由来の卵巣から当所の常法により採取した卵子をlVMD101で20~22時間成熟培養後除核し、融合操作後活性化処理を行った。胚の再構築はZFMを融合液にし、23v-lOμsec×2回/150μmの条件で直流パルスを通電した。その後10μg/mlシクロヘキシミドと3mg/m1BSAを添加したCRlaaで5時間培養し、IVD101で移植時まで38.5℃、低酸素条件で培養した。移植は培養開始後144時間目の胚盤胞期胚をホルスタイン種経産牛へ2または3胚移植した。その結果、供試卵子数は194個で、融合率83.0、分割率79.4、胚盤胞期胚の発生率は43.8%であった。8頭の受胚牛に21胚移植した結果、5頭が受胎し、内1頭が74日目に発情回帰、1頭が247日目に12及び44kgのクローン胎子を流産した。分娩予定日に達した3頭では1頭が269日目に帝王切開で31.0、54.Okg、1頭が279日目に分娩誘起で41.0、57.Okgの生存産子を生産し、1頭が275日目に分娩誘起で37.0、45.Okgの産子を死産した。なお、生存産子4頭中1頭は誕生後約6時間死亡したが残りの3頭は現在育成中である。以上のことから、ホルスタイン種体細胞クローンでは再構築胚を複数胚移植することで双子生産が可能であった。
引用文献数
13
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI