石狩湾系ニシンの繁殖特性

レコードナンバー
660396
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00009275
NACSIS書誌ID
AN10008130
本文言語
ja
著者名
高柳 志朗 ; 石田 良太郎
誌名
北海道立水産試験場研究報告 = Scientific reports of Hokkaido Fisheries Experimental Station
別誌名
北水試験報 ; Sci. Rep. Hokkaido Fish. Exp. Stn. ; Scientific reports of Hokkaido Fisheries Experiment Station
発行元
北海道立水産試験場
巻号ページ
62号,p.79-89(2002-03)
ISSN
09146830
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PDF(1258KB)
抄録
石狩湾系ニシンの産卵特性を明らかにするために、1996~2001年に石狩湾および周辺海域で刺し網や底引き網(かけまわし)により漁獲されたニシンを用いて、成熟度や肥満度の季節変化、魚体サイズと成熟の進行、卵サイズおよび孕卵数の関係を調べた。さらには1967~1983年、1989~1992年および1996年以降について、産卵群の性比を求めた。GSIは12月頃に急速に増加し、2~3月でもっとも高かった。完熟雌の出現割合から、産卵期は、石狩湾では2月上旬~4月上旬、留萌以北の海域では2月中旬~5月上旬と推定され、産卵盛期には年変動がみられた。肥満度は9~12月で高く、1~3月で低かった。大型魚は早期に、小型魚は遅れて来遊・産卵する傾向があり、このことは大型個体のほうが小型魚より早い時期に成熟が進むためであると考えられた。体サイズと卵径との間には正の相関関数が認められた。孕卵数(E)と尾叉長(FL:cm)の関係は、E=0.760×FL3.34.(r=0.939)で表された。性比は、雌雄同体現象がみられた1973~1978年を除いて、統計的には1であると推定された。これらの結果は、石狩湾系ニシンの持つ生物学的特性と考えられ、資源管理のための基礎的かつ重要な資料となりうると考えられた。
引用文献数
27
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib