原虫トリパノソーマ・クルーズのジヒドロオロト酸脱水素酵素に対する日本沿岸海藻由来の阻害活性のスクリーニング

レコードナンバー
690059
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20011531
NACSIS書誌ID
AA11863117
本文言語
ja
著者名
小野 豪朗 ; 寺田 竜太 ; 奈良 武士 ; 青木 孝 ; 亀井 勇統
誌名
Coastal bioenvironment
発行元
佐賀大学海浜台地生物環境研究センター
巻号ページ
2巻,p.67-76(2003-12)
ISSN
13487175
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PDF(1719KB)
抄録
原虫トリパノソーマ・クルーズが引き起こすシャーガス病は有効な治療法がなく、ラテンアメリカにおいて公衆衛生上問題となっている。そこで、我々は、新規シャーガス病治療薬の開発を目的に、日本沿岸より採取した計341種の海藻のMeOHならびにPBS抽出液を対象にして、組換えトリパノソーマ・クルーズジヒドロオロト酸脱水素酵素(rTcDHOD)に対する阻害活性のスクリーニングを行った。その結果、6種の海藻のMeOH抽出液ならびに3種の海藻のPBS抽出液に20%以上のrTcDHOD阻害活性が観察された。中でも、褐藻イシゲのMeOH抽出液は42%もの高いrTcDHOD阻害活性を示し、試験した30~121℃並びにpH3~10域で安定であることが明らかとなった。また、その抽出液は濃度依存的なrTcDHOD阻害活性を示し、正常ヒト線維芽細胞(HDF)に対して250μg/mlまでの濃度おいて毒性は観察されなかった。これらのことより、褐藻イシゲには新規シャーガス病治療薬の開発に有望なrTcDHOD阻害物質の存在が明らかとなった。
引用文献数
8
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib