グリーンアノールが小笠原諸島の昆虫相、特にカミキリムシ相に与えた影響

レコードナンバー
701137
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00010758
NACSIS書誌ID
AN10164318
論文サブタイトル
昆虫の採集記録と捕食実験からの評価
本文言語
ja
著者名
槇原 寛 ; 北島 博 ; 後藤 秀章 ; 加藤 徹 ; 牧野 俊一
誌名
森林総合研究所研究報告
別誌名
Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元
森林総合研究所
巻号ページ
3巻・2号,p.165-183(2004-06)
ISSN
09164405
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抄録
小笠原諸島に近年移入されたイグアナ科トカゲ、グリーンアノールが在来昆虫相に与えた影響を推定するため、野外および網室で捕食行動を観察した。網室内のグリーンアノールは餌として与えた昆虫等のうち、比較的小型の種(たとえば体長約2cm以下の甲虫)を捕食したが大型種(体長約3cm以上の甲虫、チョウ)は捕食しなかった。また小笠原諸島母島でグリーンアノールが蔓延する以前(1983、1985、1986年)とそれ以後(1995、1996、1997)のカミキリムシの採集記録を比較した。夜行性のカミキリムシ11種のうち、蔓延後に採集されなくなったものは1種もいなかったのに対して、昼行性の5種のうち3種がまったく採集されなくなった。これらから、侵入者であるグリーンアノールは、小笠原の昼行性小型昆虫を激しく捕食することにより、少なくとも一部の種の生息数を激減させている可能性が強いと考えられる。
引用文献数
31
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib