24時間室温保存したマウス卵母細胞子からの産仔の作出
- レコードナンバー
- 710346
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00014744
- NACSIS書誌ID
- AA10936678
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 若山 清香 ; 岸上 哲士 ; Thuan N.V. ; 大田 浩 ; 引地 貴亮 ; 水谷 英二 ; 三宅 正史 ; 若山 照彦
- 誌名
- The journal of reproduction and development
- 発行元
- Japanese Society of Animal Reproduction
- 巻号ページ
- 50巻・6号,p.627-637(2004-12)
- ISSN
- 09168818
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- PDF(5539KB)
- 抄録
- マウス未受精卵はガラス化保存などで超低温保存されているが、液体窒素などを利用するため、簡単な輸送であっても極低温を維持しなければならない。そこで我々はマウス卵母細胞の4C以上の温度下で保存の可能性を検討した。未受精卵を数種類の培地で4C、27Cおよび37Cで24時間保存し、保存後の形態を光学および共焦点顕微鏡で観察した。4Cでは約70%の卵が細胞質中に水疱を形成し、単為発生刺激を与えると5%程度が胚盤胞まで発生した。27Cでは比較的正常だったが紡錘体のα-チューブリンはほとんどの卵で異常を示した。単為発生刺激後、30%程度が胚盤胞まで発生した。37Cでは形態は正常なものが多かったが細胞質の色が濃くなり、単為発生刺激を与えても胚盤胞へはまったく発生しなかった。培地による違いは見られなかったが、HYが比較的よかったため、HYで室温保存した卵にIVFあるいはICSIをしたところ、染色体の不等分離が数多く観察されたものの、わずかながら産仔を得ることができた。成績を改善するために、保存卵の紡錘体を新鮮卵の紡錘体と置換してみたが、紡錘体異常は改善されなかった。本研究により少なくともマウス未受精卵の一部を室温で24時間保存できることが明らかになった。また、発生率の低下は細胞質だけでなく核にも原因があることが示された。
- 引用文献数
- 42
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib