体細胞および同一個体由来nES細胞からのクローンマウスの作出

レコードナンバー
723341
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00014744
NACSIS書誌ID
AA10936678
本文言語
ja
著者名
若山 清香 ; 水谷 英二 ; 岸上 哲士
誌名
The journal of reproduction and development
発行元
Japanese Society of Animal Reproduction
巻号ページ
51巻・6号,p.765-772(2005-12)
ISSN
09168818
全文表示
PDF(1343KB)
抄録
体細胞からのクローンマウスの成功率は低いが、ES細胞からは比較的容易に作出できる。そこで我々は体細胞核移植胚より得られた胚性幹細胞(nES細胞)を用いてクローンマウスを作成することにより、作成効率が体細胞を用いた場合より向上するか検討した。その結果、7個体のマウスの体細胞核から11匹のクローンマウスと68のnES細胞株、およびそれらのnES細胞核から41匹のクローンマウスを作出した。クローンマウスの成功率は、予想に反してnES細胞を用いた場合でも改善はみられなかったが、体細胞核移植ではクローンマウスの作出に失敗した2個体からでも、nES細胞の核移植によってクローンマウスの作出に成功した。最終的に7個体中6個体から体細胞あるいはnES細胞をドナー核として用いることでクローンマウスの作出に成功した。このように、nES細胞をドナーとしてもクローンマウスの成功率は改善されないが、重要なマウスの個体をクローン技術で維持するためには、nES細胞株も同時に樹立しておいた方が有効である。それらのnES細胞は核移植のドナーとして無限に増やすことができ、現在の核移植技術を補完するであろう。
引用文献数
32
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI