熱融着性ポリエステル繊維固化ポットレス培地で育成したペチュニアの生育に及ぼす灌水方法の影響

レコードナンバー
723359
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00015342
NACSIS書誌ID
AN00033029
本文言語
ja
著者名
後藤 丹十郎 ; 島 浩二 ; 東 千里 ; 森下 照久 ; 藤井 一徳 ; 元岡 茂治
誌名
岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University
別誌名
Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University ; 岡山大学農学部学術報告
発行元
岡山大學農學部
巻号ページ
95号,p.29-34(2006-02)
ISSN
04740254
全文表示
PDF(457KB)
抄録
ポリエチレンポットの廃棄は現在、大きな環境問題になっている。ポリポットを用いない花壇苗生産を開発するために、まず、熱融着性ポリエステル繊維を利用して固化した培地の特性を調査した。続いて、この固化培地における栄養繁殖性ペチュニアの生育を調査した。最後に、ポリポットを使用せずに栽培する場合、灌水方法がペチュニアの生育に及ぼす影響を調査した。培地からの水蒸発量には培地固化による影響は認められなかった。ポリポットがない培地の水減少量はポリポットがある培地の約2倍であった。無固化培地では根鉢を形成していないと培地は崩れ、挿し芽20日後においても半数以上の個体で培地が崩れた。固化培地では発根前でも培地が崩れなかった。発根および鉢上げ時の草丈、葉数、生体重は培地の固化による差はほとんど認められなかった。定植時の草丈、花蕾数、葉数、生体重にはセル用およびポット用培地の固化による有意な差は認められなかった。無固化培地ではポットがないと培地が崩壊し、特に頭上灌水で崩壊程度が大きかった。底面灌水区と頭上多量灌水区では定植時の生育にほとんど違いは認められなかった。しかし、頭上少量灌水区では生育が抑制され、ポットレスにすることにより生育が著しく抑制されたが、固化培地で緩和された、以上の結果、養水分管理を適切に行えば、培地を固めても、ポリポットがなくても、ペチュニアの生育に差が生じないことが明らかになった。また、固化培地は崩れないため、定植作業が容易で、作業時間も短かった。従って、固化培地を用いたポットレス花壇苗生産は十分実用性があると考えられた。
引用文献数
16
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI