モモ‘紅清水'における落果および種子発育に及ぼす種子への傷害およびジベレリンとパクロブトラゾールの注入の影響

レコードナンバー
723364
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00015342
NACSIS書誌ID
AN00033029
本文言語
ja
著者名
福田 文夫 ; 近阪 昌之 ; 久保田 尚浩
誌名
岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University
別誌名
Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University ; 岡山大学農学部学術報告
発行元
岡山大學農學部
巻号ページ
95号,p.63-68(2006-02)
ISSN
04740254
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PDF(531KB)
抄録
モモ‘紅清水’において種子への傷害が誘起する落果と種子発育との関係を検討した。種子への傷害(傷害処理)として果実の縫合線と逆の位置から種皮まで外径2.5mmのドリルを満開後40、50、60、72および80日に挿入した。落果や種子発育と関係するジベレリンとパクロブトラゾールの種子への注入(注入処理)も傷害処理後に行った。傷害処理、注入処理ともに、満開後40-60日処理には処理した果実が全て落下したのに対し、72および80日処理では、いずれも落下しなかった。60日処理では、果実および種子の新鮮重がともに処理3日後に減少し始めた。胚乳と胚の形態を満開後60、72および80日処理間で比較した。胚乳および胚の成長は60日処理では処理3日後に停止したが、72日処理では胚が処理5日後まで成長し続けた。胚乳と胚の細胞核の崩壊は、処理時の胚長が5mm未満であった60日処理では、処理3日後に生じた。一方、処理時の胚長が約8mmであった72日処理では、胚乳における細胞核の崩壊は60日処理と同様の傾向で生じたが、胚の細胞核は崩壊しなかった。60日処理において合点側吸器の形態を観察したところ、吸器は傷害処理や注入処理によって直ちに収縮し始め、正常な合点側吸器を持つ種子の割合は急速に低下した。これらの結果に基づいて、種子への傷害による種子の退化過程ならびに胚の成長と落果との関係を考察した。
引用文献数
14
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib