点滴灌水施肥栽培における土壌の養分含量を考慮したリン酸の適正施肥
- レコードナンバー
- 732715
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20011749
- NACSIS書誌ID
- AN00195767
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 林 康人 ; 加藤 雅彦 ; 小林 新 ; 久保 省三
- 誌名
- 日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
- 別誌名
- 日本土壌肥料学雑誌 ; Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition ; 日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
- 発行元
- 日本土壌肥料學會
- 巻号ページ
- 77巻・5号,p.555-561(2006-10)
- ISSN
- 00290610
- 全文表示
- PDF(788KB)
- 抄録
- 点滴灌水施肥栽培において、土壌のリン酸含量と液肥からのリン酸施用の有無が、メロンおよびトマトの生育に及ぼす影響について検討した。土壌はリン酸吸収係数の高いアロフェン質黒ボク土を用いた。1)メロン(1果取り)およびトマト(5段栽培)の収量は、土壌のトルオーグリン酸含量がおよそ200mg P2 O5 kg(-1)以上であれば、液肥からのリン酸施用の有無によらず同等であった。2)メロンおよびトマトのリン吸収量は、土壌のトルオーグリン酸がおよそ1000mg P2 O5 kg(-1)であれば、液肥からのリン酸施用の有無によらず同等であった。3)施設土壌によく見られるリン酸富化土壌では、液肥からのリン酸の利用率は非常に低く、液肥からリン酸を供給する必要がないと考えられた。液肥からリン酸を供給しないことによって、土壌のリン酸含量が減少し、肥料コストも抑えられた。4)リン酸の栄養診断基準値として、春夏メロン摘果葉柄汁液で150mg P L(-1)が適当であった。秋冬作の5段栽培トマトでは、果房肥大時における果房直下葉柄汁液を対象とした場合、1段果房で200mg P L(-1)が適当であった。5)葉柄汁液のリン酸濃度はリン酸栄養をよく反映しており、作前の土壌診断と栽培期間中の葉柄汁液診断から液肥組成を調整することによって、灌水同時施肥栽培による適正施胆が可能になる。
- 引用文献数
- 25
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib