30年間の有機物(牛ふんバーク堆肥および収穫残さ)連用が北海道の淡色黒ボク土の全炭素、全窒素および物理性に及ぼす影響

レコードナンバー
753054
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20011749
NACSIS書誌ID
AN00195767
本文言語
ja
著者名
中津 智史 ; 田村 元
誌名
日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名
日本土壌肥料学雑誌 ; Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition ; 日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
発行元
日本土壌肥料學會
巻号ページ
79巻・2号,p.139-145(2008-04)
ISSN
00290610
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抄録
北海道十勝管内の淡色黒ボク土圃場において、テンサイ、ダイズ、春まきコムギ、バレイショの4年輪作を行うとともに、収穫残さの還元および堆肥施用に関する有機物処理を30年間継続し、全炭素、全窒素および土壌物理性に及ぼす影響を検討した。得られた主な結果は以下の通りであった。1)堆肥と収穫残さをあわせた乾物当たりの有機物施用量と、全炭素および全窒素の変化率とはそれぞれr=0.987(**)およびr=0.983(**)(いずれもn=6、1%水準で有意)の非常に高い正の相関が認められ、有機物を全く施用しない区では、全炭素、全窒素とも10%程度減少した。これに対して、2.5Mg/ha程度の有機物施用量の場合、増減はほとんどなく、5.0Mg/ha程度の乾物有機物が投入されれば、全炭素・全窒素は10%程度高まる傾向が示された。2)容積重および固相率と有機物施用量とは、それぞれr=-0.934(**)およびr=-0.984(**)(いずれもn=6、1%水準で有意)の非常に高い負の相関が認められ、有機物連用による土壌の軽量化や膨軟化が示された。一方、気相率や有効水分、0.5mm以上の大粒径の耐水性団粒画分と有機物施用量との間にはr=0.9(**)以上の高い正の相関が認められ、有機物の連用による通気性や保水性の上昇がうかがえた。3)有機物施用量と全炭素および土壌物理性との関係において、堆肥と収穫残さとはほぼ同一線上にプロットされていた。したがって、有機物がこれらに及ぼす影響は、堆肥と収穫残さの種類に関係なく、施用量自体に大きく左右されることが明らかとなった。
引用文献数
26
登録日
2011年2月3日
収録データベース
AGROLib ; JASI