放牧利用年数の異なる水田転換草地の埋土種子相

レコードナンバー
760736
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00014871
NACSIS書誌ID
AN00194108
本文言語
ja
著者名
堤 道生 ; 板野 志郎
誌名
日本草地学会誌
別誌名
Journal of Japanese Society of Grassland Science ; Journal of Japanese Society of Grassland Sciences ; Glassland science ; Japanese journal of grassland science ; 日本草地学会誌
発行元
日本草地学会
巻号ページ
54巻・1号,p.57-60(2008-04)
ISSN
04475933
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抄録
近年、水田に牧草種子を播種して造成した草地(水田転換草地、以降、転換草地)を放牧利用する農家が増えている。その一方で、周辺住民から水質汚染や悪臭に対する不安を訴えられ、転換草地の放牧利用を躊躇する農家もある。その他の転換草地の放牧利用の阻害要因として、雑草発生の問題が想定される。水田の草地への転換による雑草の増加は、草地が周囲の水田の病害虫の発生源となる恐れとともに農家の大きな危惧の一つである。堤・板野は、転換草地を放牧利用した場合、転換後の数年間に水田雑草が増加するものの、その後衰退することを示唆した。転換草地の利用農家には復田を念頭に置いている者も多く、その場合の雑草害リスクを評価することは重要である。堤・板野が供試した転換草地に出現した水田雑草は、タイヌビエを始めとして、種子繁殖のみを行う草種がほとんどであった。しかし、草地における地上部植生と埋土種子の種構成は大きく異なる場合があり、転換草地を復田する際の水田雑草の発生状況を予測するためには地上部植生のみのデータでは不十分である。従って、水田雑草種子の埋土状況を把握する必要があるが、それに関する報告は見あたらない。そこで筆者らは、堤・板野が供試した放牧利用年数の異なる転換草地における埋土種子相について調査したので、その結果を報告するとともに、復田の際の雑草害リスクについて考察する。
引用文献数
8
登録日
2011年1月20日
収録データベース
JASI ; AGROLib