Wxa遺伝子を発現した糯種イネ胚乳澱粉の分子構造

レコードナンバー
780954
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20010553
NACSIS書誌ID
AA11809133
著者名
花城 勲 ; 若山 拓志 ; 長谷川 真理 ; 樋口 利幸 ; 伊藤 紀美子 ; 福山 利範 ; 竹田 靖史
誌名
Journal of applied glycoscience
発行元
日本応用糖質科学会
巻号ページ
56巻・2号,p.65-70(2009-04)
ISSN
13447882
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抄録
粒結合型澱粉合成酵素I(GBSSI)をコードするWx(a)遺伝子を糯種イネ(ムサシモチ)に導入し、澱粉の構造へ与える影響を調べ、以前の結果(Plant Cell Physiol.、49、925-933(2008))と比較した。トランスジェニック系統WAB3-5では、澱粉のアミロース含量(15.2%)とアミロペクチンの超長鎖含量(ELC、11.6%)が増加していた。WAB3-5のアミロースは、重合度分布についてはWx(a)型の品種とWx(b)型の日本晴との中間的な特徴を有し、分岐分子のモル分率(MFB、0.38)および分岐分子の平均鎖数(NCB、10.5)で示される分岐の程度は非常に高かった。夢十色アミロースの分岐の程度はこれに近かった(MFB、0.35;NCB、13.7)。アミロペクチンの鎖長分布ではB2+B3鎖の量がWAB3-5でわずかに増加していた。これらの構造変化は以前の結果とよく一致しており、既報で提唱したイネ胚乳でのアミロースとELCの合成におけるGBSSIの役割を支持した。また、WAB3-5、IR36、夢十色のELCを比較したところ、これらの重合度分布は基本的には類似しており、それぞれのアミロースとは異なっていた。アミロペクチンにβ-アミラーゼを作用させた際のELCの分解率は大きく異なったことから(WAB3-5、66.3;IR36、92.0;夢十色、77.0%)、各々異なる分岐構造を持つことが示唆された。
引用文献数
25
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib