国内農場における繁殖雌豚への2回交配と3回交配の経済的利益の比較

レコードナンバー
793172
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00015317
NACSIS書誌ID
AA11157349
論文タイトル(英)
Comparisons in economic returns between double-and triple matings in female pigs in commercial herds
本文言語
en
著者名
高井 康孝 ; 佐々木 羊介 ; 纐纈 雄三
誌名
獣医疫学雑誌
発行元
獣医疫学会
巻号ページ
14巻・1号,p.47-54(2010-07)
ISSN
13432583
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抄録
本研究では雌豚への1回目種付け時と再種付け時での、2回と3回交配の経済的な利益の比較を行った。繁殖成績は117農場での102,553種付け記録を利用した。発情時期での1種付けには、1回以上の交配が行われている。1種付けあたりの費用と利益の経済モデルは、繁殖成績と経済的な仮定の値で作られた。離乳豚1頭あたりの価格は、市場価格から肥育コストである飼料費、ワクチン費、治療費、屠場までの運賃、屠場経費、労働費そして電気・水道・光熱費を差し引いて推定された。感受性分析は、2回交配における分娩率を上げる中で、3回交配による利益を追い抜く閾値を決定するようにしてなされた。初回種付けグループでは、3回交配された未経産豚と経産豚は2回交配された未経産豚と経産豚より、分娩率も分娩時生存産子数も上回っていた。再種付けグループでは、2回と3回交配の間で、分娩率も分娩時生存産子数にも差はなかった。離乳豚1頭あたりの価格は、101.1ドルと推定された。初回種付けの未経産豚と経産豚では、3回交配における純利益が、2回交配を上回った。それで、利益を最大にするために、日本では初回種付けされる雌豚には3回交配を、再発情した雌豚には2回交配を奨める。なお、感受性分析の結果は、生産者が2回交配で分娩率を1%上昇すれば、2回交配による利益が、3回交配による利益を超えることを示唆している。
引用文献数
26
登録日
2011年5月27日
収録データベース
JASI ; AGROLib