ニホンナシ‘あきづき’‘王秋’における果肉障害発生調査報告

レコードナンバー
811522
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20011205
NACSIS書誌ID
AA11651673
本文言語
ja
著者名
中村 ゆり
誌名
果樹研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Fruit Tree Science
別誌名
果樹研報 ; Bull. Natl. Inst. Fruit Tree Sci ; Bulletin of the NARO Institute of Fruit Tree Science
発行元
農業技術研究機構果樹研究所
巻号ページ
12号,p.33-63(2011-03)
ISSN
13473549
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抄録
1. ‘あきづき’および‘王秋’における果肉障害発生についての全国調査を実施した。調査はアンケート方式とし,公立試験研究機関を対象に行った。2. ‘あきづき’における2009年までの果肉障害発生状況について,述べ26の公立試験研究機関より回答が得られ,主に水浸状果肉障害とコルク状果肉障害の発生が報告された。水浸状果肉障害は,維管束部分を中心とした水浸状の小斑点が発生する障害で,維管束上に小さな褐変が認められることが多かった。障害の発生が認められるのは収穫期であり,熟度が進んだ果実に発生が多い傾向があった。コルク状果肉障害は,維管束部分に乾いた褐色えそ斑点を生じ,コルクが大きい場合は中空となる症状で,果面近傍に生じた場合は,果皮の凹みを伴うものもあった。障害の発生は,収穫1ヶ月前から確認された。3. ‘王秋’の2009年までの果肉障害発生状況については,述べ23の公立試験研究機関より回答が得られ,主としてコルク状の果肉障害の発生が報告された。この障害は,‘あきづき’のコルク状果肉障害と同じものと推定された。4. これら2つの障害を合わせて,これまで果肉褐変障害や果肉崩壊症等の名称が用いられていたが,水浸状果肉障害とコルク状果肉障害は,発生要因が異なるものと推定されたため,区別して標記することとし,「水浸状果肉障害(water-soaked disorder)」および「コルク状果肉障害(cork spot like disorder)」という呼称への統一を提案した。
引用文献数
12
登録日
2012年12月6日
収録データベース
JASI ; AGROLib