芋焼酎に検出されたローズオキサイドの生成機構
- レコードナンバー
- 812380
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00020787
- NACSIS書誌ID
- AN10034389
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 髙峯 和則 ; 吉﨑 由美子 ; 島田 翔吾 ; 髙屋 総一郎 ; 玉置 尚徳 ; 伊藤 清 ; 鮫島 吉廣
- 誌名
- 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan
- 発行元
- 日本醸造協会
- 巻号ページ
- 106巻・1号,p.50-57(2011-01)
- ISSN
- 09147314
- 全文表示
- PDF(481KB)
- 抄録
- 芋焼酎の中にローズオキサイドはシス体およびトランス体が検出され,それぞれ0.8~4.6μg/Lおよび0.3~l.9μg/Lであった。ローズオキサイドの閾値は25%アルコールでは0.35μg/L,芋焼酎では14μg/Lであった。閾値での評価は「甘い」, 「華やか」, 「バラ様」であった。ローズオキサイドは一次もろみとサツマイモからは検出されなかった。モデルもろみ(pH4.2,アルコール15%)を30℃で5日間加温するとシトロネロールからローズオキサイドへ変換された。しかしネロール,ゲラニオール,リナロールおよびα-テルピネオールからは変換されなかった。シトロネロールからローズオキサイドへの変換は蒸留工程およびモデルもろみをpH3.5以下にすることで促進された。麹菌と酵母によるシトロネロールからローズオキサイドへの変換は確認されなかった。シトロネロールはゲラニオールを前駆体として酵母により変換されたが,麹は変換に関与しなかった。以上のことから,ゲラニオールから酵母の微生物的変換作用により生成したシトロネロールが発酵過程で酸触媒による化学的変換作用によりローズオキサイドに変換し, 蒸留工程で変換が促進されることが明らかになった。
- 引用文献数
- 15
- 登録日
- 2012年12月6日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib