豊前地区かき養殖漁場における筏の振動状況及び振動がマガキの成長に及ぼす影響について

レコードナンバー
831614
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00012384
NACSIS書誌ID
AN10425987
本文言語
ja
著者名
中川 浩一 ; 尾田 成幸 ; 石谷 誠 ; 大形 拓路
誌名
福岡県水産海洋技術センター研究報告 = Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
別誌名
Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元
福岡県水産海洋技術センター
巻号ページ
22号,p.63-68(2012-03)
ISSN
09192468
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PDF(448KB)
抄録
静穏漁場と波浪漁場との間でのかき養殖筏の揺れ方の違いや,振動がマガキ(Crassostrea gigas)の成長に及ぼす影響を明らかにするため,加速度計を用いた漁場での測定試験を実施した。その結果,かき養殖筏及び垂下ロープの振動はともに波浪漁場のほうが揺れ方が大きく,有意性がみられた(Bonferroniの多重比較検定:P<0.01)。一方,マガキの成育状況は静穏漁場のほうが良好で,有意性がみられた(Bonferroniの多重比較検定:P<0.01)。また,筏と垂下ロープの振動,筏の振動と成育状況,垂下ロープの振動と成育状況との関係をみると,相関係数は各々r= +0.892,-0.866,-0.824と高く,かつ有意性(無相関検定:P<0.05)がみられた。これらの結果から,漁場間にみられた揺れ方の違いがマガキの成育に影響を及ぼし,結果的に静穏漁場と波浪漁場との間に成長差が生じたものと解釈された。当研究所では,波浪による振動を低減させる耐波性かき養殖筏を開発しているが,改めてその有効性が示された。
引用文献数
6
登録日
2013年10月8日
収録データベース
JASI ; AGROLib