杏仁のエタノール水溶液浸漬によるアミグダリンの低減

レコードナンバー
833867
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00012295
NACSIS書誌ID
AN10467499
論文タイトル(英)
Reduction of Amygdalin in Apricot Kernels by Immersion in Ethanol Solution
本文言語
ja
著者名
山崎 慎也 ; 澁澤 登 ; 栗林 剛 ; 唐沢 秀行 ; 大日方 洋
誌名
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology
別誌名
日本食品科学工学会誌
発行元
日本食品科学工学会
巻号ページ
59巻・10号,p.522-527(2012-10)
ISSN
1341027X
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PDF(448KB)
抄録
(1)杏仁をエタノール濃度0~99。5%(v/v)の水溶液に1~3日間,25℃で浸漬し,アミグダリン量の変化を調べた結果,エタノール濃度10~30%(v/v)の範囲の水溶液に浸漬した杏仁において,特にアミグダリンの低減促進効果が高かった。(2)0,20,50%(v/v)のエタノール水溶液に杏仁を浸漬し,アミグダリンの低減における酵素分解と浸漬液への溶出の割合について調べた結果,分解量は20%(v/v),溶出量は50%(v/v)で特に高い数値を示した。(3)細胞損傷による酵素溶出がエタノール水溶液による低減の要因である可能性について検討し,エタノール濃度0%(v/v)においてもアミグダリンの減少が見られたことなどから,細胞損傷はエタノール水溶液によるアミグダリン低減機構の直接的な要因ではない考えられた。(4)以上の結果から,エタノール水溶液によるアミグダリン低減促進効果の要因の一つとして,杏仁からのアミグダリンの溶出力とエタノール水溶液中での酵素活性のバランスにより,10~30%(v/v)のエタノール濃度で特に高くなったという機構を推察した。(5)杏仁を20%(v/v)エタノール水溶液に35℃で2日間浸漬することによってアミグダリン濃度を低減した後,蒸留水に交換してさらに35℃で2日間浸漬し,その後40℃で16時間送風乾燥を行うことで,最終的にシアン化水素残存量を7μg/gまで低減することができた。
引用文献数
10
登録日
2013年10月8日
収録データベース
AGROLib ; JASI