芦生研究林上谷流域における渓流の底生動物分布パターン
- レコードナンバー
- 834109
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00019031
- NACSIS書誌ID
- AA11307929
- 論文タイトル(英)
- Distribution patterns of stream macroinvertebrates at Kamitani, Ashiu Forest Research Station, Kyoto, Japan
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 境 優 ; 夏原 由博 ; 加藤 真
- 誌名
- 森林研究
- 別誌名
- 森林研究 ; For. Res., Kyoto
- 発行元
- 京都大学大学院農学研究科附属演習林
- 巻号ページ
- 78号,p.19-27(2012-09)
- ISSN
- 13444174
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- PDF(803KB)
- 抄録
- 2008~2009年の芦生研究林上谷流域における11河川(針広混交林10,スギ人工林1)の底生動物群集構造を報告し,群集構造と森林環境との関係を考察した。その結果,底生動物群集は(1)シカ食害・排除区の2次谷河川,(2)シカ食害区の1次谷河川,(3)シカ排除区の1次谷河川,(4)シカ食害区のスギ人工林1次谷河川の4種類に類型化された。シカ食害区の1次谷河川の群集はスギ入工林1次谷河川を除く他河川より多様度が低く,細粒土砂に生息する底生動物に特徴づけられた。これらの結果は,シカ食害による土壌侵食を通じた河床細粒化に起因すると推察された。一方,2次谷河川の群集はシカ食害・排除区で類似し,刈取食者,捕食者に特徴づけられた。このことから,2次谷河川は1次谷河川よりも付着藻類,被食者が豊富な河川環境や,シカ食害による河床細粒化が起こりにくい強力な掃流力を有していると考えられた。また,スギ人工林1次谷河川の群集は破砕食者に特徴づけられた。上谷流域における底生動物群集は,河川サイズに応じて異なる河川物理環境や,森林一渓流生態系のつながりを通じた森林環境の影響を良く反映し,それぞれで異なった講造の底生動物群集が成立していることが判明した。
- 引用文献数
- 40
- 登録日
- 2013年10月8日
- 収録データベース
- AGROLib ; JASI