きのことキノコバエと線虫の三者関係
- レコードナンバー
- 850700
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20018854
- NACSIS書誌ID
- AA12003078
- 論文タイトル(英)
- The Tripartite Relationship between Mushrooms, Mycetophilid Gnats, and Nematodes
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 津田 格
- 誌名
- 日本森林学会誌
- 別誌名
- 日林誌 ; J. Jpn. For. Soc.
- 発行元
- 日本森林学会
- 巻号ページ
- 94巻・6号,p.307-315(2012-12)
- ISSN
- 13498509
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- PDF(4586KB)
- 抄録
- Iotonchium属線虫は担子菌類の子実体(きのこ)を利用する線虫の一群である。その生活史には子実体を利用する菌食世代とキノコバエ科昆虫に寄生する昆虫寄生世代が存在する。本属の線虫はこれまでに全世界で11種が報告されているが,その生活史の詳細が明らかになっているものは5種のみであり,そのうちの4種が日本国内から報告されている。Iotonchium ungulatumはヒラタケ白こぶ病の病原体であり,ヒラタケ属菌の子実体のひだに線虫えいを生じさせることで知られているが,それ以外の線虫では宿主菌の子実体に線虫えいを生じさせることはなく,その子実体組織内に棲息する。Iotonchium属線虫はキノコバエ科昆虫と密接な関係を持っていると考えられ,その近縁種と思われる化石種がキノコバエ化石とともに琥珀内から発見されている。本稿ではこれらの生物群が関与する三者間相互関係について詳述するとともに,その進化的関係や今後の研究の課題についても議論する。
- 引用文献数
- 49
- 登録日
- 2013年8月6日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib