新しく開発された除湿性および保温性の被覆資材を使ったトンネル被覆が単為結果性トマト品種‘京てまり’冬季無加温栽培での果実生産に及ぼす影響

レコードナンバー
851293
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20004168
NACSIS書誌ID
AA11608561
論文タイトル(英)
Effect of Covering Poly Tunnel with Newly Developed Dehumidifying and Heat-retaining Film on Heat- free Winter Production of 'Kyo-temari' Parthenocarpic Tomato
本文言語
ja
著者名
片岡 圭子 ; 西川 浩次 ; 滝澤 理仁 ; 札埜 高志 ; 池永 和義
誌名
園芸学研究
別誌名
Horticultural research (Japan)
発行元
園芸学会
巻号ページ
12巻・2号,p.141-146(2013-04)
ISSN
13472658
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抄録
単為結果性トマト品種‘京てまり'の冬季無加温栽培の収量と品質の向上を目的に,新たに開発されたポリビニールアルコールフィルムとポリクロスを貼り合わせた厚さ25μmのフィルム(以下PVAとする)を用い,無加温プラスティックフィルムハウス内にトンネル状に被覆して,果実生産に及ぼす影響を2011年10月~2012年3月まで調査した。トンネルの被覆資材の対照として,市販の塩化ビニールフィルム(以下PVCとする)を用いた。PVAは,PVCと比較して,2,500~25,000nmの赤外線域の光線透過率が低く,保温性が高いと考えられた。PVAおよびPVCによるトンネル被覆によって0.5~2.8℃気温が上昇し,5℃以下の低温遭遇時間はPVAの被覆によってより短くなった。PVAの被覆ではPVCよりもトンネル内の相対湿度が低く,日最高気温が低いなどの特徴がみられた。PVA被覆によって収穫果数は増加し,特に3月の収穫果数の増加が顕著だったが,小さい果実の占める割合が高くなった。糖度は,PVAによって被覆するとPVCによる被覆よりも,どの月でも有意に高かった。これらの結果から,この新たに開発されたフィルムによるトンネル被覆は,トマト‘京てまり'の冬季無加温栽培における収穫果数および品質の向上に有効であると考えられた。
引用文献数
14
登録日
2013年12月19日
収録データベース
JASI ; AGROLib