2009~2014年に岡山県で流行した牛ボツリヌス症の解析と対策

レコードナンバー
900650
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00014801
NACSIS書誌ID
AN00191857
論文タイトル(英)
Epidemiological analysis and countermeasures against bovine botulism in Okayama, Japan, 2009-2014
本文言語
ja
著者名
田原 鈴子 ; 澤田 勝志
誌名
日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元
日本獸医師会
巻号ページ
68巻・10号,p.629-633(2015-10)
ISSN
04466454
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抄録
岡山県では,2009年1月~2014年3月の間,牛ボツリヌス症(D型)が11農場で発生した。糞便からボツリヌス毒素が検出された11農場から採取した環境材料(飼料,水,牛舎スワブ,野生動物糞便)のうち,野生動物糞便からの検出率が8農場中4農場と最も高率であった。11農場中2農場で,D/Cモザイク型のC. botulinumが分離され,パルスフィールドゲル電気泳動解析の結果,これらの菌株は同一の泳動パターンを示した。発生農場のうち,9戸が直径20kmの範囲内に位置し,菌株が分離された2戸の農場は,疫学的関連がなかった。ボツリヌスワクチン導入農場において,ワクチン未接種牛で本症が発生し,環境材料から高率にボツリヌス毒素が検出された。以上のことから,C. botulinumの伝播には野生動物が関与していることが示唆された。ワクチン接種は本症の発症抑制に効果的であるが,C. botulinumの排菌は抑制しない。C. botulinumの拡散防止のためには,農場内の清掃及び消毒の徹底と,野生動物の侵入防止措置などの清浄化対策が最も重要である。
引用文献数
7
登録日
2016年5月30日
収録データベース
AGROLib ; JASI