しょっつるの歴史と将来
- レコードナンバー
- 921173
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20039226
- NACSIS書誌ID
- AA12503864
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 杉本 勇人 ; 塚本 研一
- 誌名
- 秋田県総合食品研究センター報告 = Bulletin of the Akita Research Institute of Food and Brewing : ARIF
- 発行元
- 秋田県総合食品研究センター
- 巻号ページ
- 19号,p.57-66(2017-12)
- ISSN
- 21856699
- 全文表示
- PDF(5890KB)
- 抄録
- 地理的表示(GI: Geographical Indication)の運用に伴い、申請に必要な産品の特性や歴史的背景を見直す動きが見られる。我々は秋田の伝統調味料の一つである「しょっつる」に着目し、その歴史的背景を調査した。しょっつるは、塩づけした魚が自然分解(発酵)してできたとされており、近海漁業と製塩業がさかんであった新屋・浜田地域が原点である。男鹿・天王地域でも古くからしょっつるが造られており、そのほとんどが自家製であったが、昭和60年頃商業的な生産が始まった。能代・八森地域では、かつてしょっつるを「イシル」、「イシロ」などと呼んでおり、品質の良くないしょっつるも出回っていたが、平成14年から当研究センターの支援により高品質なしょっつるを製造している。商業的なしょっつるの製造はその他の地域で増えており、仙北市角館でイワナのしょっつる、にかほ市でタラのしょっつる、鹿角市でアジのしょっつるが製造されている。平成28年には「しょっつる研究会」が結成され、しょっつるの品質向上、用途拡大、販売力強化や地域ブランドの確立を目標として活動している。その活動の中で「しょっつるロゴマーク」作成や、GI申請も行っている。今後、伝統食としてのしょっつるを守るには、新たな価値の創造と産業システムの開発・強化が必要である。
- 引用文献数
- 22
- 登録日
- 2018年5月28日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib