土壌の創造は何をもたらすか

レコードナンバー
921816
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00016779
NACSIS書誌ID
AN00352796
論文サブタイトル
デザイナー・ソイルの可能性
論文タイトル(英)
Potential of artificial creation of soil
論文サブタイトル(英)
Possibility of 'Designer Soil'
本文言語
ja
著者名
篠原 信
誌名
土と微生物
別誌名
Soil microorganisms
発行元
土壌微生物研究会
巻号ページ
72巻・1号,p.22-33(2018-04)
ISSN
09122184
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PDF(3997KB)
抄録
土壌はありふれた存在ながら,人工製造できない媒体だった。土壌機能(有機物を分解し無機養分を供給する機能)を人工的に再現できなかったためだ。土壌機能を再現するにはアンモニア化成,硝酸化成の2段階の微生物作用を再現する必要があるが,硝酸化成を担う微生物(硝化菌)が有機物の曝露で容易に不活性化するからだ。もし硝酸化成に成功しても,有機物と硝酸の同時併存で脱窒が活性化するため,重要な無機養分である硝酸が失われ,土壌機能を再現することが困難だった。並行複式無機化反応はこれを可能にした微生物培養技術だ。この手法で培養した微生物群を人工媒体に固定化すると,土壌機能をその媒体に付与することが可能となる。さらに最近になって,わずか3菌株(従属栄養細菌,アンモニア酸化菌,亜硝酸酸化菌)だけで土壌機能の基本であるアンモニア化成,硝酸化成を再現することに成功した。これにより,土壌の物理性・化学性•生物性のいずれについてもデザイン可能な技術が出そろった。本稿では,「デザイナー・ソイル」の可能性について紹介する。
引用文献数
29
登録日
2018年7月18日
収録データベース
JASI ; AGROLib