大動脈解離と診断したネコの1例
- レコードナンバー
- 930004
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00011639
- NACSIS書誌ID
- AN10192925
- 論文タイトル(英)
- Aortic dissection in a cat
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 片山 智博 ; 細川 昭雄 ; 藤井 洋子
- 誌名
- 動物の循環器 = Advances in animal cardiology
- 発行元
- 獣医循環器研究会
- 巻号ページ
- 52巻・1号,p.27-32
- ISSN
- 09106537
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- PDF(831KB)
- 抄録
- 雄のペルシャネコ,13歳2カ月齢が,左眼が見えないとの主訴で来院した。眼底検査にて,眼底動脈の蛇行と網膜剥離が認められたことから,高血圧を疑い血圧を測定したところ,収縮期血圧は250mmHgと重度の高血圧であった。心臓超音波検査では,バルサルバ洞から上行大動脈にかけて大動脈壁のフラップと偽腔が認められたことから,大動脈解離と診断した。高血圧症の治療としてエナラプリルマレイン酸塩およびアムロジピンベシル酸塩を併用したところ,収縮期血圧は150mmHgに低下した。第275病日に食欲の低下と体重の減少が認められ,血液検査では,腎数値の上昇と貧血が認められた。慢性腎臓病の治療を行ったが,第284病日に自宅にて死亡した。ネコの大動脈解離は稀であり,病態や予後は不明である。ヒトにおいて,大動脈解離は短期死亡率が高く緊急疾患である。本症例は大動脈解離の診断後約9カ月生存し,過去の症例報告においても同様の傾向が認められることから,ネコではヒトとは異なる転帰をとる可能性があると考えられた。
- 引用文献数
- 17
- 登録日
- 2020年3月25日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib