ホタテガイの中国向け輸出拡大と国内産地への影響等に関する考察
- レコードナンバー
- 931847
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20004493
- NACSIS書誌ID
- AA11614280
- 論文タイトル(英)
- Increased scallop exports to China and its influence on the domestic production center
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 河原 昌一郎 ; 高橋 祐一郎 ; 末永 芳美
- 誌名
- 農林水産政策研究
- 別誌名
- Journal of agricultural policy research (Policy Research Institute, Ministry of agriculture, forestry and fishieries)
- 発行元
- 農林水産省農林水産政策研究所
- 巻号ページ
- 31号,p.31-50(2019-12)
- ISSN
- 1346700X
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- PDF(3887KB)
- 抄録
- 日本産ホタテガイの中国向けの輸出は,2009年に1千トン程度であった輸出量が2015年には約5万3千トンとなり,近年になって急速に増加している。中国向けの輸出はそのほとんどが両貝冷凍という形態で行われているが,この形態は,原貝をそのまま冷凍した,いわば原材料の段階のものであるために付加価値が低い。両貝冷凍の形態で中国に輸出された日本産ホタテガイは,レストラン等で高級食材として中国の国内需要に供されているほか,加工されて一部が米国に再輸出されている。国内産地では,こうした中国向け輸出の拡大によって,従来は生産者,加工業者等の協議で決められていた産地価格が,卸売市場での加工業者等の入札によって決められるという方式も見られるようになった。また,入札方式が行われるようになったことによって,中国バイヤーの意向が入札価格に反映されることとなり,国内需給以外の要因で産地価格が変動するとともに,日本の加工業者間での競争が激化し,その経営を圧迫するようになっている。一方,ホタテガイの価格弾力性は比較的大きいことから,産地価格の上昇によって国内消費の減少を招いており,改めてホタテガイの販売戦略の再編が求められるようになっている。
- 引用文献数
- 5
- 登録日
- 2020年9月9日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib