トマト製品におけるThermoanaerobacterium属の増殖リスク評価

レコードナンバー
942350
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20014033
NACSIS書誌ID
AA12076107
論文タイトル(英)
The growth risk of the Thermoanaerobacterium sp. in tomato products
本文言語
ja
著者名
藤池 春奈 ; 小林 昌生
誌名
日本食品工学会誌 = Japan journal of food engineering
別誌名
JSFE ; 日本食品工学会誌
発行元
日本食品工学会
巻号ページ
23巻・2号,p.55-62(2022-06)
ISSN
13457942
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PDF(484KB)
DOI
https://doi.org/10.11301/jsfe.22607
抄録
本報では,これまでの研究で明らかにされていない,トマトジュース以外のトマト製品におけるThermoanaerobacterium属の増殖リスクを調査した。その結果,トマト製品のRI(可溶性固形分濃度の指標としての屈折率)が8.0以上かつpH 4.2以上4.6以下の範囲では増殖しなかった。そのため,RIおよびpHを調整した変法TGC培地を用いて,pH 4.2以上4.6以下の範囲におけるThermoanaerobacterium属の増殖リスクを調査したところ,RI 8.0では増殖し,RI 19.5以上であれば増殖しなかった。これらの結果より,トマト製品におけるThermoanaerobacterium属の増殖制御因子はRI以外にも存在することが示唆されたため,トマト製品に含有する有機酸であるクエン酸,リンゴ酸,ピログルタミン酸を変法TGC培地に添加して,Thermoanaerobacterium属の増殖リスクを調査した。その結果,クエン酸が単独で0.52%以上含有されると増殖せず,また有機酸同士の共存効果は確認されなかった。以上の結果から,トマト製品中においては,クエン酸がThermoanaerobacterium属の増殖制御に寄与していることが示唆された。
引用文献数
11
登録日
2022年7月20日
収録データベース
JASI ; AGROLib