チバクロバネキノコバエ(Bradysia paupera)の配偶行動とその制御要因

レコードナンバー
642040
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00014825
NACSIS書誌ID
AN00186121
本文言語
ja
著者名
本田 洋 ; 河野 義明 ; 劉 益寧
誌名
日本応用動物昆虫学会誌
別誌名
日本応用動物昆虫学会誌 ; Japanese journal of applied entomology and zoology
発行元
日本応用動物昆虫学会
巻号ページ
46巻・1号,p.23-30(2002-02)
ISSN
00214914
全文表示
PDF(940KB)
抄録
マッシュルームなどの食用キノコ類の施設栽培で問題とされるチバクロバネキノコバエの新たな防除・管理方法の開発に資するために、室内実験によって成虫の配偶行動の行動連鎖解析とその制御要因について検討した。75組の成虫で観察された雄の一連の配偶行動は、1)断続的な羽ばたき、2)ジグザグ歩行による探索、3)腹端を腹側に曲げ、交尾器による雌の捕捉、4)体軸の180°反転、5)交接から構成されていた。雌成虫は雄の行動に同期した特徴的な行動は示さなかった。既交尾雌は雄のアプローチに対して後脚での蹴や逃避により受け入れを拒絶した。雌抽出物による生物試験により本種雌が雄の交尾行動を誘起する揮発性フェロモンを生産することを示した。雄の配偶行動の解発のための抽出物の閾値は2×10-3雌当量であり、性フェロモン活性は雌の体全体に存在した。雌は羽化直前から性フェロモン活性を示し、雄は羽化後30分からフェロモンに反応でき2時間後には反応が最大となった。
引用文献数
24
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib