初夏どりネギ栽培における晩抽性品種の花芽分化、抽苔特性

レコードナンバー
661399
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20008506
NACSIS書誌ID
AA11766369
本文言語
ja
著者名
安藤 利夫 ; 甲田 暢男 ; 大越 一雄
誌名
千葉県農業総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Agriculture Research Center
別誌名
千葉農総研研報 ; Bull. Chiba. Agric. Res. Cent.
発行元
千葉県農業総合研究センター
巻号ページ
1号,p.13-23(2002-03)
ISSN
13472585
全文表示
PDF(627KB)
抄録
連結紙筒苗を用いた初夏どりネギ栽培において、晩抽性品種の花芽分化、抽苔の品種間差異を明らかにするとともに、晩抽性の代表品種である「長悦」を供試し、被覆方法、播種時期の違いおよびマルチの有無がネギの生育と花芽分化および抽苔率に及ぼす影響について検討した。1.トンネル栽培において晩抽性6品種と中生1品種を供試し、花芽分化および抽苔の品種間差異を調査した結果、花芽分化開始は全個体が未分化であった「春扇」と中生品種「吉蔵」を除き、葉鞘径が7mm前後の時であった。抽苔率がやや高かった「長征」と「彩輝」は、「長悦」に比べて生育が早い分だけ、花芽分化開始時期もやや早かった。また、「春扇」は「長悦」に比べて抽苔率が低かった。2.保温性が異なる数種の被覆方法で、抽苔率に0.6~13.2%の差が生じた。この原因を検討した結果、抽苔率は2月中の気温および地温が10℃以下の積算時間と高い正の相関関係が認められたが、2月中の気温が20℃以上の積算時間とは相関が見られなかった。3.厚さ0.05mmのポリオレフィン系フィルムを使用したトンネル栽培において、「長悦」が花芽分化する限界時期は地温が10℃以下の積算時間が80時間/週以上存在する2月下旬であり、この時点でネギの葉鞘径が7mm以上の個体は花芽分化する可能性が高いと思われた。4.トンネル栽培におけるマルチの利用は、ネギの生育を促進させるだけでなく、抽苔率の低下にもつながるため、増収効果が期待できる。
引用文献数
14
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI