ブドウ(Vitis vinifera L.とV.complex)における縮果病の発生程度とカルシウム,マグネシウム及びホウ素の発生予防効果

レコードナンバー
670860
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20003018
NACSIS書誌ID
AA11581705
本文言語
ja
著者名
若菜 章 ; 花田 信章 ; 中川 幸夫 ; 鳥飼 芳秀 ; 福留 功 ; 朴 成敏
誌名
九州大学農学部農場研究報告
別誌名
農場研究報告
発行元
九州大学農学部附属農場
巻号ページ
11号,p.27-35(2003-03)
ISSN
13465643
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抄録
ブドウにおける生理障害である縮果病の発生程度とその抑制法を検討するために、露地栽培の‘ネオマスカット’3樹、‘マスカットベリーA’5樹、‘巨峰’3樹、およびファイロンハウスで栽培している‘マスカットオブアレキサンドリア’1樹を供試した。縮果病の発生率は‘マスカットオブアレキサンドリア’(1l.3%)で最も高く、‘巨峰’(4.9%)、‘ネオマスカット’(1.6%)、‘マスカットベリーA’(0.7%)の順に低くなった。16区分した幼果表面の成長速度は果梗に最も近い区分で最も遅く、果頂部を含む区分で次に遅く、その他の区分はほぼ同程度であったが、果実の赤道から果頂側の方が果梗側より成長速度がやや速かった。H字型整枝樹における主枝の基部から先端部までの5区分間では、縮果病の発生率に有意差は認められなかった。縮果病の発生率は果房においては肩部で高く、果房の粒数が少ないほど、また粒重が重いほど高かった。果粒(果実)においては赤道から果梗側へ1/2までの区分で著しく発生率が高く(約60%)、果頂部では発生が認められなかった。縮果病果粒は障害程度が重いほど果重が減ったが、糖度はほとんど変化しなかった。‘巨峰’の縮果病果では、着色が不良であった。第1迅速成長期の後期に0.2Mの炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウムおよびホウ酸の単独のあるいは混合した水溶液で‘ネオマスカット’を除く3品種の果房を浸漬処理すると、いずれの処理区においても縮果病果の発生率は低くなった。しかし、‘マスカットオブアレキサンドリア’におけるホウ酸水溶液の浸漬処理は効果がなかった。
引用文献数
15
登録日
2011年12月19日
収録データベース
AGROLib ; JASI