北海道日高沿岸で発生したマイワシの漂着・斃死現象
- レコードナンバー
- 901180
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20015015
- NACSIS書誌ID
- AN10063434
- 論文タイトル(英)
- Stranding and mortal phenomena of Japanese sardine, Sardinops melanostictus on the coast of Hidaka in Hokkaido
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 黒田 一紀
- 誌名
- 水産海洋研究
- 別誌名
- Bulletin of the Japanese Society of Fisheries Oceanography
- 発行元
- 水産海洋学会
- 巻号ページ
- 79巻・4号,p.308-315(2015-11)
- ISSN
- 09161562
- 全文表示
- PDF(2072KB)
- 抄録
- 2014年11月3-6日に北海道日高沿岸においてマイワシの大量漂着・斃死現象が発生した。また,より大規模で,かつ同様な現象が1933年11月に同場所で生じていた。両事例の原因は冷水の急な出現であるとされていたので,その低水温の由来を検討した。その結果,冬季の到来を告げる北西季節風の初期における西寄りの強風の連吹によって,日高沿岸の大陸棚に沿って南東方向のエクマン吹送流が発達し,それがコリオリの力(地球自転の力)による沖出し流(エクマン輸送)を派生し,そして沿岸域の水位低下を補うために大陸棚縁辺沿いに惹起した沿岸湧昇が下層冷水の上昇を招いたと考察された。表層に湧昇した下層冷水はマイワシの水温耐性下限の10℃以下であったため,表層を回遊中であった魚群が行く手を遮られ,さらに海岸や港へ追い込まれ,終に打ち上げ・斃死に至ったと説明することが可能である。
- 引用文献数
- 7
- 登録日
- 2016年7月11日
- 収録データベース
- AGROLib ; JASI