捕獲・放獣条件の違いによるツキノワグマの行動特性
- レコードナンバー
- 912470
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20040890
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 横山 真弓 ; 坂田 宏志 ; 関 香菜子 ; 斎田 栄里奈 ; 中村 幸子 ; 森光 由樹
- 誌名
- 兵庫ワイルドライフモノグラフ
- 別誌名
- 兵庫県森林動物研究センター兵庫ワイルドライフモノグラフ
- 発行元
- 兵庫県森林動物研究センター
- 巻号ページ
- 3号,p.84-93(2011-03)
- ISSN
- 18838219
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- PDF(1553KB)
- 抄録
- ・捕獲や放獣の際の条件の違いが、放獣後のツキノワグマの行動にどのように影響しているのかを明らかにした。・捕獲・放獣条件は、人の生活圏に接近して有害捕獲あるいは錯誤捕獲され、忌避条件付けや移動の後、放獣された個体(グループ1)と、被害とは直接関わりのない山間の生息地で学術研究捕獲され、その場で放獣された個体(グループ2)を比較した。・放獣後の利用標高、放獣地点からの距離、人為的環境からの距離について、捕獲・放獣条件、放獣後の経過期間、時間帯とそれぞれの交互作用との関係を分析した。・利用標高は、グループ2では、時間の経過とともに高標高へ移動する傾向にあったが、グループ1では、低標高へ移動する傾向が認められた。・放獣地点からの距離は、グループ2では放獣地点から約2kmにとどまり、時間の経過とともに変化がなかったのに対して、グループ1では直後に平均で4km程度移動し、1週間後には6km程度まで移動していた。・ツキノワグマの移動地点の人為的環境からの距離は、グループ2では平均で約1kmであったが、グループ1では平均で約500mであり、夜間は時間の経過とともに接近する傾向にあった。・捕獲地点から移動させて放獣すると、放獣直後に大きく移動することが明らかとなり、放獣場所に定着させる効果はないと考えられた。
- 引用文献数
- 14
- 登録日
- 2017年11月16日
- 収録データベース
- AGROLib ; JASI