間伐方法の違いが表土流出に及ぼす短期的影響
- レコードナンバー
- 922667
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00007967
- NACSIS書誌ID
- AN00124077
- 論文タイトル(英)
- Short-term effects of different thinning methods on surface soil erosion of a hinoki (Chamaecyparis obtusa) plantation
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 溝口 拓朗 ; 伊藤 哲 ; 山岸 極 ; 平田 令子
- 誌名
- 森林立地
- 別誌名
- Japanese journal of forest environment ; 森林立地学会誌
- 発行元
- 森林立地墾話会
- 巻号ページ
- 60巻・1号,p.23-29(2018-06)
- ISSN
- 03888673
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- PDF(3302KB)
- 抄録
- 間伐方法の違いが表土侵食に与える影響を明らかにする目的で,49年生ヒノキ人工林で2015年6月に列状間伐および定性間伐を実施し,その後約9か月間の土砂移動レートを比較した。その結果,列状間伐直後には,伐採木の搬出時に形成される伐採列内の搬出跡で局所的に土砂移動レートが増大することが明らかとなった。これは,木材を搬出する際に繰り返し同一箇所を木材が通過することによって土壌の浸透能が低下し,表面流が発生したことによると考えられた。しかし,間伐後約3か月で,搬出跡の土砂移動レートは大幅に低下した。これは,間伐後の夏季の降水によって表層の不安定土砂のほとんどが流出したためと考えられた。一方,定性間伐後の土砂移動レートは間伐前と比較して有意に増加しておらず,また列状間伐の伐採列および搬出跡と比較しても低かった。これらのことから本調査地においては,定性間伐は列状間伐よりも表土撹乱の小さい間伐手法であると示唆された。したがって,急傾斜地や火山灰土壌のように特に侵食を受けやすい地質では列状間伐はできるだけ回避し,表土へのインパクトの小さな間伐種を選択することが望ましいと考えられた。
- 引用文献数
- 26
- 登録日
- 2018年10月18日
- 収録データベース
- AGROLib ; JASI