医薬品開発における薬物誘発性不整脈回避のための心機能評価

レコードナンバー
926264
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00011639
NACSIS書誌ID
AN10192925
本文言語
ja
著者名
原田 拓真
誌名
動物の循環器 = Advances in animal cardiology
発行元
獣医循環器研究会
巻号ページ
51巻・2号,p.61-66
ISSN
09106537
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抄録
薬物誘発性のTorsades de Pointes(TdP)は致死性の多形性心室頻拍であり,1990年代から2000年代に多数報告がなされ,医薬品市場から撤退あるいは開発のハードルとなってきた。この状況に対応すべく,各国の医薬品規制当局と製薬業界で構成される医薬品規制調和国際会議(International Council for Harmonisation of Technical Requirements for Pharmaceuticals for Human Use; ICH)では,QT間隔の延長をTdPの代替マーカーとして評価するための手法をガイドライン化し,非臨床試験評価法として浸透してきた。その後,一つのチャネル評価のみではイオンチャネルの総和としての催不整脈作用を評価しきれておらず,また,QT間隔の延長評価では催不整脈作用が直接評価されていないために,有望な医薬品候補化合物がドロップアウトするという弊害も明らかになってきた。そこで,近年,in vivo試験およびin silico(コンピュータを用いた予測)などを用いた新たな評価系が模索されつつある。本稿では,現在の薬物誘発性不整脈評価方法を紹介するとともに,今後の展望を紹介する。
引用文献数
15
登録日
2019年6月10日
収録データベース
JASI ; AGROLib