九州大学北海道演習林のカラマツ林焼失地(地表火)における初期植生

レコードナンバー
927792
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00006960
NACSIS書誌ID
AN00055178
論文タイトル(英)
Initial stage of post-fire vegetation in burned Larix kaempferi artificial forest at the Ashoro Research Forest, Kyushu University
本文言語
ja
著者名
津田 智 ; 増井 太樹
誌名
九州大学農学部演習林報告 = Bulletin of the Kyushu University Forest
発行元
九州大學農學部附属演習林
巻号ページ
99号,p.8-12(2018-03)
ISSN
04530284
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抄録
2015年5月3日に発生した山火事で焼失した九州大学北海道演習林9林班において,焼失当年の2015年9月3日と翌年の8月24日に植生調査を実施した。隣接する非焼失地でも対照地として2015年9月3日に調査を実施した。対照地のカラマツ林の林床ではミヤコザサが優占したが,焼失後もミヤコザサの優占度は高かった。しかしながら,焼失直後には植物の枯死による光環境の改善や,地表のリターの欠落により,ミヤコザサ以外の植物の出現が可能になったと推定できる。また,多くの植物が出現できたのは,焼失初年度にミヤコザサの伸長成長が悪かったことも影響している可能性があり,これらの要因が重なって焼失地における種多様性を引き上げたと考えられる。山火事後に新たに出現した種には,一年草やハギ類が含まれており,日本各地の山火事跡地植生との共通性が認められた。しかしながら,焼失後もミヤコザサの優占度が高い状態になっており,後継の樹木種の侵入もほとんど認められなかったことから,この山火事跡地を放置すればミヤコザサ群落が長期間にわたって継続される可能性がある。
引用文献数
27
登録日
2019年10月11日
収録データベース
JASI ; AGROLib