トウジンビエとササゲの4列配置間作、ローテーションと栽植密度の組合せにより作物バイオマスとトウジンビエ収量は増加する

トウジンビエとササゲの4列配置間作、ローテーションと栽植密度の組合せにより作物バイオマスとトウジンビエ収量は増加する

タイトルトウジンビエとササゲの4列配置間作、ローテーションと栽植密度の組合せにより作物バイオマスとトウジンビエ収量は増加する
要約トウジンビエ(栽植密度6300本/ha)とササゲ(栽植密度6300~2000本/ha)を4列配置間作で配置し、両作物をローテーションすることで、合計バイオマスは4割、トウジンビエ収量は5割増加する。
キーワード西アフリカサヘル地域、トウジンビエ、ササゲ、間作、ローテーション
担当機関(独)国際農林水産業研究センター 生産環境領域
区分(部会名)国際農林水産業
分類技術
背景・ねらい西アフリカサヘル地域では、低肥沃度砂質土壌が主要作物であるトウジンビエの連続耕作や、圃場へ投与する有機物肥料、家畜から排出・生産される堆肥の絶対量を制限している。加えて社会的インフラの未整備や農家の貧困が、資材を運搬する車両や化学肥料の購入を困難にしている。そこで本報では、密植栽培に適した二目的(子実と飼料両方の生産向き)ササゲ品種を用いて、堆肥等の有機物資材や化学肥料等の外からのインプット手段を持たない農家でも、作物の作付方式のみを変えることによって増収できる技術を提案する。
成果の内容・特徴
  1. 農家がトウジンビエとササゲの植え付け位置を視覚的に確認し、ローテーションをしやすくするために、農家が一般的に行う1列配置を改良し、4列ずつの配置とローテーションの方法を提案する(図1)。
  2. ローテーションを行うことにより、合計バイオマス量及びトウジンビエ種子収量は、連続耕作と比較して4-5割増加する(図2、3)。
  3. 4列配置にしても、トウジビエのバイオマス及び種子収量は、1列配置の場合と変わらない(図2、3)。
  4. 二目的ササゲ品種を用いることにより、ササゲの栽植密度を現行の6,300本から32,000本/haまで増加した場合でも、トウジンビエのバイオマス及び種子収量は変わらない(図2、3)。
成果の活用面・留意点
  1. 本報は、ササゲをトウジンビエと間作する時の栽培指針となる。
  2. 使用するササゲ品種は、従来の匍匐型よりも、密植栽培向きの二目的ササゲ品種の方が、4列配置に適している。
具体的データ
図1
図2
図3
予算区分交付金[アフリカ土壌]
研究期間2008~2010
研究担当者アダム キャリー セイドウ、大前 英、飛田 哲
発表論文1)Kiari et al. (2010) Combination effect of crop design and crop densities in the system of millet/cowpea rotation in the Sahel, West Africa. American-Eurasian Journal of Agricultural and Environmental Science. 7(6): 644-647.
2)Omae et al. (2009) Combination effect of chemical fertilizer and organic matters in the millet/cowpea intercrop under sandy soil conditions of the Sahel, Africa. 日本土壌肥料学会2009年大会要旨集.
3)Kiari et al. (2009) Planting density and cropping pattern effect on biomass of millet/cowpea in rotation
発行年度2010
収録データベース研究成果情報

研究成果情報アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat