無支柱栽培トマトの加工適性に関する研究 (第2報)

無支柱栽培トマトの加工適性に関する研究 (第2報)

レコードナンバー34569論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013929NACSIS書誌IDAN00121352
論文副題輸送適性について
著者名飯島 隆志
石原 紀男
書誌名信州大学農学部紀要
別誌名Journal of the Faculty of Agriculture, Shinshu University
発行元信州大学農学部
巻号,ページ7巻・ 2号, p.93-101(1971-06)ISSN05830621
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抄録1963年にHeinz社から導入した無支柱栽培トマト品種(Determinate type variety)H. 1350, H. 1370, E. S. 24, E. S. 58と,すでに日本で栽培中のRomaおよび有支柱栽培トマト品種(Indeterminate type variety)の大豊の6品種を供試して,1965年に輸送性に関与すると思われる諸形質調査,振動試験,落花試験,トラック輸送試験を実施し,加工原料としての輸送適性を検討して以下の結果を得た。1 果実の生体重および20kg入りの1箱分あたりの個体数,へた部の大きさ,耐圧性,果肉硬度,果実表皮の厚さ,果肉重量と果腔内物質重量との比率など輸送性に関与しそうな諸形質を品種別に比較調査したが,振動,落下,トラック輸送試験結果によるトマト果実の破損抵抗性との関係は明らかでなかった。2 横振動とトマト果実の破損抵抗性との関係を試作した振動試験機で測定した結果,ある振動の強さまではあまり破損は起こらないが,ある限界を超えると急に多くなることを認めた。横振動に対する抵抗性の品種間差異は顕著で,Roma,H. 1370, E. S. 24が大きく,H. 1350, E. S. 58,大豊が小さかった。3 無舗装道路および荷の積みおろし時に多く起こると考えられる縦の振動ならびに衝激に対する抵抗性を測定する目的で落下試験(Dropping Test)を行った。この結果によると落下距離に比例して破損果を著しく多く生じ,品種別ではRoma,E. S. 24,H. 1370が小さく,大豊,E. S. 58,H. 1350が大きかった。4 トラックの輸送試験結果では,振動,落下試験結果と同傾向を示し,Roma,H. 1370,E. S. 24は損傷果が少なく,H. 1350,大豊では多かった。以上を総合して,本試験供試品種の範囲内では加工専用の無支柱栽培適品種が輸送適性を示し,有支柱,無支柱をとわず生食と加工の兼用種が比較的適性を欠くものと判断された。
索引語トマト;輸送;振動;大豊;抵抗性;輸送適性;結果;variety;輸送性;関与;関係;横振動
引用文献数14
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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