千葉県果樹園土壌の特性(1)

千葉県果樹園土壌の特性(1)

レコードナンバー40971論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題みかん園土壌の特性と生産性-特に根群伸長好適条件層の厚さを土壌生産性分級に用いることの提案
著者名三好 洋
並木 清
石井 英之
渡辺 春朗
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ11号, p.47-55(1971-03)ISSN05776880
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抄録温州みかん園について,優良園と不良園をそれぞれ近接地に対照させて11組とり,土壌調査,きゝとり調査,作物の観察,分析調査,土壌理化学性調査を行い,優良園と不良園の土壌の性質の比較研究を行った結果,以下の所見を得た。(1) 非火山性土壌園における不良園土壌は酸化沈積物の存在,グライ層の存在等排水の悪いことをしめす土壌統に多く属し,また強粘質の土壌統にも多かった。(2) 非火山性土壌園においては優良園は不良園よりも根群分布は明らかに深かった。(3) 非火山性土壌園における温州みかんの根群伸長好適条件はち密度22以下,固相率56以下,水分率22以上,空気率14以上である。(4) 非火山性土壌園において優良園は不良園に比して根群伸長好適条件層が深く,優良園は40~60cm以上あり不良園は30cm以下のものが多い。(5) 火山灰を混ずる土壌の園においては,火山灰の混合率が高くなると固相率が低下し,燐酸を中心とする化学性が悪くなり,生産性の低下する傾向がある。(6) 固相率の大きい土壌ほど容水量の減少する傾向がある。根群伸長不良条件の固相率56以上の場合は毛細根の直径にほゞ一致する孔隙直径のpF1.5以下の粗孔隙がきわめて少ない。また飽和透水係数の急減する点もほゞこれと一致し,この土壌における固相率56附近は土壌の物理性から見て重大な意味をもつ変曲点にあたると思われる。(7) 非火山性土壌園における土壌の化学性は温州みかんの生産性との関連はきわめて低い。(8) 温州みかんの生産性において土壌の垂直的三相組成が重視されなければならないことから,土壌の生産力分級に従来の「表土の厚さ」「有効土層の深さ」にかわって「根群伸長好適条件層の厚さ」を用いることを提案する。
索引語土壌;非火山性土壌園;生産性;存在;土壌統;根群伸長好適条件層;厚さ;不良園;温州みかん;特性
引用文献数20
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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