ナシの黒星病の伝染と防除に関する研究(3)

ナシの黒星病の伝染と防除に関する研究(3)

レコードナンバー40976論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題芽鱗片上の病斑型ならびに分生胞子の形成
著者名御園生 尹
深津 量栄
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ11号, p.96-102(1971-03)ISSN05776880
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抄録ナシ黒星病は鱗片上の病斑内にある菌糸によって越冬し,その菌糸の伸長とともに鱗片基部に向かって徐々に分生胞子を形成してゆくので,その形成過程を明らかにしようとした。1 鱗片病斑上の分生胞子の形成の順序として外部から見える変化は,はじめ表皮が押上げられ,つぎに表皮の亀裂を生じ,その内部から胞子を形成する。鱗片緑色部上では病斑に接した部分から病斑上と同じことを繰返しつつ,鱗片基部に向かって胞子を形成してゆくことが判った。2 鱗片に向かって胞子を形成する病斑は4種類に分けられ,病斑型Iは黒色,無光沢,しわのある大型斑で,病斑の50%を占め,最も多く胞子を形成し,鱗片基部への胞子形成もほぼ均一に進む。病斑型II,IIIでは胞子の形成量が少なく,鱗片基部への胞子形成速度が不揃いであった。病斑型IVは病斑型Iについで緑色部上への胞子の形成が良好であった。また加温すると病斑を形成せずに胞子を形成する潜伏感染が認められた。3 病鱗片上への胞子形成と温度との関係は,5~20℃の範囲では高温ほど胞子形成が早く,5℃の低温でも胞子の形成が認められた。しかし芽を20℃に加温すると黒化して損傷するが,15℃は影響がなかった。4 病鱗片上の外部変化のはじまるのは1月下旬で,2月上旬には胞子を形成しはじめ,鱗片基部への胞子形成部拡大は催芽期となり,催芽の15日後には鱗片基部の胞子形成率は33%となった。
索引語形成;胞子;病斑;鱗片基部;分生胞子;胞子形成;芽鱗片上;鱗片;菌糸;表皮
引用文献数7
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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