ストック菌核病の発生生態と防除法

ストック菌核病の発生生態と防除法

レコードナンバー40978論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名長井 雄治
深津 量栄
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ11号, p.116-132(1971-03)ISSN05776880
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抄録切花栽培と栽種栽培の各栽培型におけるストック菌核病の発生生態および品種間差異の解明,ならびに薬剤防除法の確立を目的とした一連の試験を1964年以来行なってきた。1. 従来記載されていなかった栽培型に応じた病徴を切花栽培および採種栽培のそれぞれに分けて記した。2. 切花栽培では12月下旬に初発生し,早晩性に応じて主として1~3月にまん延した。採種栽培では初発生は開花期以後で,普通は4月上中旬にみられ,5月上中旬に急増することが多かった。次に,切花栽培では発病は主として茎の地ぎわの部分に認められたのに対し,採種栽培では茎の中下段または花穂に多くみられた。また,切花栽培では子のう盤の形成がたまたま認められなかったが,採種栽培では2月下旬~4月上中旬に認められた。しかし,本病のまん延は子のう盤の形成盛期と直接関連することなく,その後の雨天の連続などの気象条件に左右されるようであった。3. ストックの主要30品種はすべて菌核病に感受性ではあったが,そのていどには強弱のあることが接種試験の結果から確認された。そして,この感受性の強弱はほ場における自然発病の多少とも矛盾しないことがわかった。しかし,ほ場発病の多少は品種の素質によることもあるかもしれないが,環境条件によっていつそう強く規定されると思われた。4. 本病の薬剤防除に土壌消毒はほとんどその必要性が認められず,薬剤の予防散布だけで十分の実効をあげうることが実証された。有効薬剤は新らしい薬剤の出現により,当所のレジサン(CNA剤)からトップジン(チオファネート剤)およびスクレックス(ジクロゾリン剤)への変還した。1965~1969年の試験の結果から最も効果的薬剤防除法として,切花栽培では早晩性に応じて11月上~下旬からスクレックス(30%)2000倍またはトップジン(50%)1000倍液あるいはNF-44 1000倍液を株元に対して20日ごとに2~3回散布するのがよく,採種栽培では,主として開花期の3月上旬~5月上中旬の間にスクレックス(30%)2000倍液を10~15日間隔で4~6回,植物全体に散布するのがよいと総括した。
索引語切花栽培;採種栽培;栽培;早晩性;開花期;4月上中旬;5月上中旬;子のう盤;スクレ;クス
引用文献数15
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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