イネクロカメムシの生態と防除に関する研究

イネクロカメムシの生態と防除に関する研究

レコードナンバー40980論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名市原 伊助
神定 操
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ11号, p.138-153(1971-03)ISSN05776880
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抄録本報は千葉県におけるイネクロカメムシの生態調査や,防除試験の結果について記述したが,その概要は次の通りである。1) 越冬場所は発生地周辺の,東から南々東に面した山腹のすすきの叢生したところや山すそが多い。2) 潜伏虫数の多いところの環境は,南から南々東に面した傾斜角30℃位のところで,枯草が覆い,その下に2~5cm程度の土塊がまばらに堆積し,日照量が極端に多くも少なくもなく,過乾または過湿にならないところである。3) 越冬期間中の死亡率は,自然死が約15%,寄生菌による死亡が約4%で,前者は5月下旬頃から増加するが,後者については明らかでなかった。4) 越冬場所から水田への移動時期は,5月下旬~6月上旬頃で,6月中旬には移動を完了する。5) 春季移動の時期は,地帯により大差ない。6) 水田から越冬場所への移動は,8月下旬頃から始まり11月中旬には終了する。7) 越冬成虫の水田飛来時期は,5月下旬頃で,産卵は6月下旬から始まる。幼虫は7月中旬に発生し,8月中旬には新成虫となる。8) 越冬虫は水田移動初期は畦畔寄りに多いが,順次中央へと分散して行く。9) 数種薬剤についてポットおよびほ場で効果の検討をしたところ,いづれも実用的に有効であった、10) 1回散布の場合の防除時期について検討したところ,本田移動終了直後の6月下旬が有効であることがわかった。
索引語イネクロカメムシ;越冬場所;生態と防除;移動;水田;南々東;検討;日照量;過乾;過湿
引用文献数3
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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