マルチ栽培における施肥法に関する研究(2)

マルチ栽培における施肥法に関する研究(2)

レコードナンバー52904論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題水田裏作レタスの施肥法
著者名岡部 達雄
錦古里 孝夫
遠藤 宗男
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ12号, p.36-42(1972-03)ISSN05776880
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抄録水田裏作に栽培されるレタスでは生育期の大部分は冬期の低温時に経過されるので,保温のため,プラスチックフィルムの利用により,マルチおよびトンネルの被覆が行われる。このため,施肥窒素は土壌の表層に集積しやすく,しかも,一般に多肥の傾向にあるので,跡作の稲作を著しく不安定にしている。本報では,それらの実態について調査を行うとともに水田裏作レタスにおける合理的な施肥法について検討を行ったものである。(1)現地調査の結果,施肥による残存窒素の形態と量は元肥の施用肥料の種類と施用量による影響が大きく,施用量が多く,石灰窒素や硝抑肥料の施用が多い場合,アンモニヤ態窒素の残存量が多くなる。また土壌型や作型によっても残存量に差がみられ,グライ土壌や収穫期の早い作型のものではアンモニヤ態窒素の残存する比率が高くなっている。(2)レタス収穫跡の土壌中の残存窒素量の跡作水稲に及ぼす影響はアンモニヤ態窒素によるものが大部分で,硝酸態窒素ではあまり影響はみられない。その量は土壌100g中1mgの窒素はほぼ10アール当り1.0kgの窒素に相当し,これによって,水稲に対する施肥量を算出することができる。(3)水田裏作における土壌の硝化作用は普通肥料の場合は比較的速やかに進行し,跡地にアンモニヤ態窒素を残さないが,石灰窒素や硝抑肥料の施用は著しく硝化作用を阻害し,アンモニヤ態窒素を長期間保持できる。(4)レタスの窒素施用適量は土壌型,作型や肥料の形態によって相違するが,ほぼアール当り窒素で2.5kg程度である。緩効性肥料や硝酸性肥料で若干高くなり,アンモニヤ性および硝抑肥料で低くなる。またアンモニヤ態窒素と硝酸態窒素との施用比率は約8:2の割合で良い結果が得られ,多施になるとアンモニヤ含有比のいほどレタスの生育,収量がまさる傾向にある。(5)レタスの水田裏作栽培では,土壌型などによって耕起,うね立方式,さらには施肥方法も異るが,乾田型では,ロータリー耕の全層施肥,平うねが多いが,半湿田型では,プラウ耕の作条または表層施用,高うねとなる。全層施肥は早期収穫量が多くるが,表層または作条施用では初期の濃度障害などによる生育抑制がみられ収穫が若干遅れる。しかし,収穫量は後者が多くなる。
索引語窒素;レタス;施肥法;肥料;量;影響;土壌型;作型;土壌;施用
引用文献数2
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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