ビワ幼木の生長に関する研究
ビワ幼木の生長に関する研究
レコードナンバー | 61058 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ20008726 | NACSIS書誌ID | AN00142396 |
著者名 | 中井 滋郎 | ||
書誌名 | 千葉県暖地園芸試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Chiba Hort. Exp. Sta. 千葉暖地園試研報 Bulletin of the Chiba Horticultural Experiment Station | ||
発行元 | 千葉県暖地園芸試験場 | ||
巻号,ページ | 3号, p.1-7(1972-03) | ISSN | 03887774 |
全文表示 | PDFファイル (362KB) | ||
抄録 | l. 1966年から1969年の4年間にわたり,ビワ幼木の生長に関する調査を行なった。2. 生長周期については,地上部でも地下部でも大体2つの周期が認められた。幹断面積では3月上旬~7月下旬および8月中旬~11月下旬,枝葉では3月上旬~ 6月上旬および6月下旬~10月上旬,根では4月上旬~8月上旬および9月中旬~11月下旬のそれぞれ2つの生長期があり,1967年から1969年の3年間ほぼ一致した。3. 枝葉の伸長における第1サイクルと第2サイクルとの関係は,枝では第1サイクルの伸長量が第2サイクルの伸長量に比べて非常に少なく,葉面積の増加では逆に第1サイクルの方が多く,春枝と夏枝の形態の違いを示していた。しかし。この傾向は樹令の低い樹でははっきりせず樹令が高くなる程,差が大きくなった。4. 根では第1サイクルの生長量が大部分を占め,第2サイクルの生長はごくわずかであった。又,根の伸長は冬の間もごくわずかではあるがみられ,根が休止するのは8月上中旬~9月上旬の約1箇月であった。5 幹,枝,葉および根の生長周期はそれぞれ密接な関係をもち,幹と根,枝と薬がそれぞれ同じ周期で生長し,これが交互に前後2回くり返されていた。6. 1樹あたりの年間総生長量は樹令が進むにつれて大きくなり,枝では3年生(定植の年)でl.68m,4年生で20.43m,5年生で45.09m,6年生で105.54mであり,葉面積では3年生で0.89m2,4年生で5.91m2,5年生で15.75m2,6年生で27.33m2であった。 | ||
索引語 | せいちょう;ビワ;根;生長;枝;生長周期;周期;第1サイクル;第2サイクル;樹令;ビワ幼木;伸長 | ||
引用文献数 | 9 | 登録日 | 2011年03月04日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |