カドミウム汚染水田に対する水稲栽培技術的改良対策の問題点

カドミウム汚染水田に対する水稲栽培技術的改良対策の問題点

レコードナンバー63671論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名白鳥 孝治
五百部 節子
松本 直治
三好 洋
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ13号, p.83-93(1973-03)ISSN05776880
全文表示PDFファイル (805KB) 
抄録カドミウム汚染水田に対して水稲のカドミウム吸収を抑制させる栽培法をとると次の問題が生じる。1. 石灰資材施用などによって土壌pHを上昇させると,高Eh土壌にあっては水稲のカドミウム吸収を抑制する。この理由の一つはカドミウムの炭酸塩,リン酸塩の溶解度が減少するためである。しかし低Eh土壌においては,水稲のカドミウム吸収抑制効果はない。低Eh土壌のpHは6.7付近に集れんするためである。2. 湛水などによって土壌Ehを低下させると水稲のカドミウム吸収は抑制されるが,同時に亜鉛欠乏症を併発する。この理由のーつとして考えられることは,カドミウム,亜鉛はともに硫化物として不可給態化することである。このことは難溶性重金属塩類の溶解度の計算結果によって説明された。なお土壌Ehの低下にともなう重金属塩類の沈殿形態変化についても考察した。3. リン酸資材を施用すると,硫化物の不安定な高Eh領域で水稲のカドミウム吸収を抑制する。しかし同時に亜鉛の吸収も抑制され,水稲は亜鉛欠乏症を併発する。このことは各種重金属難溶性塩類の溶解度から説明された。
索引語水稲;抑制;カドミウム吸収;このこ;溶解度;カドミウム汚染水田;カドミウム;亜鉛;低Eh土壌;低下
引用文献数8
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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