1蛾別産卵数の迅速な推定法

1蛾別産卵数の迅速な推定法

レコードナンバー70461論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
論文副題自動面積計による方法と重量による方法
著者名大井 秀夫
斉藤 滋隆
田村 俊樹
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ95号, p.1-7(1972-12)ISSN03853594
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抄録産卵台紙に附着した状態で1蛾別の卵数を迅速に推定するため,重量による方法と面積計利用による方法を試み,いずれも有効な方法であること,面積計利用による方法が色々な点で重量による方法より便利であることを知った.結果を要約すると次のとおりである.1.重量による推定 1)あらかじめ重量を測定しておいた台紙1枚ごとに1蛾別に産卵させ,翌日重量を測り用いた台紙の重量を減じて卵重を求めた.このようにして求めた卵重と実測卵数の間には高い相関(相関係数0.91以上)が認められた.2)この方法による推定精度は,産卵台紙に薬包紙を用いた場合が最も高く,卵重と卵数との相関係数は0.96以上で,回帰式から推定された予測値の95%信頼範囲は±46粒以内であった.3)測定所要時間はあらかじめ産卵台紙の重量を測る時間を含め1蛾あたり約1分で,数を数える場合の約5分にくらべはるかに能率的であった.4)この方法では発育に伴い卵重が変化するので測定時期が限定される,育種用の1蛾どり産卵台紙を用いた場合には測定時の湿度等の変化による重量の変動や蛾尿等附着物による測定誤差が大きい,薬包紙を用いた場合には浸酸処理ができない,1蛾ごとにそれぞれ別の台紙を用いなければならない等,種々の欠点がある.2.自動面積計利用による推定 1)自動面積計により求めた面積と実測受精卵数との相関は0.92以上で,回帰式から求めた予測値の95%信頼範囲はおおよそ±50粒であった.2)測定した面積の値について統計処理して平均値や分散の差を検定した結果は,実測卵数にもとづいて検定した結果とよく一致し,この方法で1蛾卵数の推定が十分可能であることがわかった.3)品種が異なると異なる推定式が用いられるべきであるが,同一品種では系統的に多少異なるものであっても同一推定式が適用できることを明らかにした.4)自動面積計による場合の測定所要時間は1蛾あたり約30秒で重量による場合より一層能率的であった.5)複写などの処理を講じコピーの面積を測定することによっても卵数が推定できるので,時期的な拘束を全く受けずまた卵の生理を害することなく測定できる利点のあることを知った.
索引語カイコ;産卵;調査法;方法;重量;推定;測定;卵重;面積;回帰式;自動面積計;結果;1蛾別産卵数
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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