光線が人工飼料育蚕の成長発育に及ぼす影響

光線が人工飼料育蚕の成長発育に及ぼす影響

レコードナンバー70464論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20008669NACSIS書誌IDAN00366054
著者名高宮 邦夫
中島 正雄
書誌名蠶絲試驗場彙報
別誌名Technical bulletin of Sericultural Experiment Station, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries
Technical bulletin of Sericultural Experiment Station
蚕糸試験場彙報
発行元農林省蠶絲試驗場
巻号,ページ95号, p.39-51(1972-12)ISSN03853594
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抄録桑葉粉末50%を含む人工飼料を用いて,催青中および幼虫期における光線条件が家蚕の成長発育に及ぼす影響について試験を行った結果の概要はつぎのとおりである.1.卵催青中における光線条件は,蚕卵のふ化に対して影響を及ぼしたが,これが1齢幼虫の発育経過および蚕体重に与える影響はほとんど認められなかった.2.恒暗条件下で催青された蚕卵のふ化に日周性を認めたが,ひきつづき恒暗下で1齢期を飼育した場合にも2齢起蚕出現時にこの日周性が認められた.3.飼育温度の高低によって光線が1齢幼虫の成長発育に及ぼす影響の程度は異なり,20~30℃の範囲では,高温の場合に光線の影響が顕著に現われた.4.12L・12Dおよび12D・12Lの12時間光周リズムはその照射時間が同じにもかかわらず,12L・12Dの場合に蚕の発育経過は短縮し,その成育も斉一であった.また1齢経過時間のおよそ中期を境にして明から暗へ光線条件をかえれば蚕の経過は短縮し,その発育も斉一であった.しかし暗から明へかえた場合は経過は遅延し,蚕体重は重くなるという対称的な現象がみられた.5.全齢期を通じて24L・24Dおよび12L・12Dまたは12D・12Lの光周リズムの下で人工飼料育を行った結果,全齢経過時間は24L区が他区に比し長く,24D区と12D・12L区がこれにつぎ,12L・12D区は最も短かった.繭重,繭層重は24L区が重く,12L・12D区と12D・12L区はかなり劣った.なお12L・12D区または12D・12L区では熟蚕は明期のみに出現した.6.これらの結果から,蚕の人工飼料育の場合,生葉育の場合よりもやや高温で,光線は昼明夜暗(12L・12D)条件で飼育することが好ましいと考えられる.
索引語カイコ;せいちょう;ひかり;養蚕;影響;光線;場合;成長発育;日周性;経過;人工飼料育;結果;12D区;蚕
引用文献数17
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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