山間傾斜地の桑園造成と桑栽培に関する試験

山間傾斜地の桑園造成と桑栽培に関する試験

レコードナンバー73965論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009368NACSIS書誌IDAN00142341
著者名関塚 昭男
書誌名千葉県蚕業試験場報告
発行元千葉県蚕業試験場
巻号,ページ7号, p.1-37(1973-03)ISSN
全文表示PDFファイル (5075KB) 
抄録1.山間傾斜地新規桑園造成およびこれが桑栽培管理に関する資料を得る目的で君津市小糸地区に試験地を設置して1967年より1971年まで各種試験を行った。2.造成試験地の標高は300~370mで県内では高い地域に属し、気象の変化は見られるものの、慨して気象条件は東金と大差がない。3.試験地の土壌条件は腐植質火山灰土が大部分であるが、一部砂質土壌もあり、土壌の酸性度は強く、火山灰土嬢特有の燐酸吸収系数が高い点は平坦地と変わりない。4.山間傾斜地における夏肥と追肥の施用割合を検討するため、8対2,5対5に施用した結果は、テラス桑園においては殆んど差は見られないが、山成桑園では8対2施用量区が増収であった。5.テラス桑園にかける山側,谷側の収量差は少ないが、夏肥施用割合、5対5区の山側(斜面側)が劣る部分が見られた。6.故障株の発生状況は山成桑園にくらべ、テラス桑園に多く、その殆んどは風害による不良株から枯株に移行する傾向が見られる。7.造成時における土壌改良法として熔燐多量施用法を試みた結果は、畦間30cm混用よりも全面30cm混用施用が収量も優れた。なお、熔燐の施用は根系調査から、根数,根重ともに多く根系分布も広がることさらに燐酸吸収係数も弱まり、PHも上昇する等の土壌改良効果が窮われた。8.山間傾斜地における有機質源の自給対策としてエン麦を播種したところ、期待数量の草生が自給でき、株元マルチにより管理労力の節減が得られた。9.草生刈取りの省力化をはかるため、MR型回転草刈機を導入使用した結果、十分使用可能であり高能率であった。10.山間傾斜地に適する栽植形式は株間を狭く密植とし、風に強い品種を選び、有機質の確保と地力維持に努めることは勿論であるが、高生産性を求めるため地域に適合する基盤整備が必要である。
索引語クワ;傾斜地;山地;桑園;山間傾斜地;テラス桑園;試験地;地域;結果;山成桑園;山側;腐植質火山灰土;土壌;点
引用文献数15
登録日2011年03月04日
収録データベースJASI, AGROLib

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